結論:SESは「やめとくべき仕事」ではない。しかし、何も考えずに続けるのは危険
インターネットでSESについて調べると、
- SESはやめとけ
- SESは将来性がない
- 客先常駐はきつい
といった意見をよく見かけます。
実際に私も地方のSES企業で働きながら、
- 保険システム開発
- 大手コンビニ向けPOSシステム開発
- 大手旅行会社向け出張管理システム開発
などに携わってきました。
その経験から言えることは、
「SESそのものが悪いわけではない」
ということです。
一方で、SESが批判される理由にも納得できる部分があります。
この記事では、実際に現場で働いて感じたことをもとに、「SESはやめとけ」と言われる理由を解説します。
なぜSESは「やめとけ」と言われるのか
SESが批判される理由は主に5つあります。
① キャリアが受け身になりやすい
SESでは案件によって仕事内容が決まります。
そのため、
- どんな技術を学ぶか
- どんな経験を積むか
を自分でコントロールしにくい場合があります。
私自身も、
「今の案件経験は将来につながるのだろうか」
と考えることがありました。
例えば、
- テスト業務ばかり担当する
- 保守運用が中心になる
- 設計経験が積めない
といった状況では、市場価値を高めにくくなります。
SESでは会社任せではなく、自分自身でキャリアを考えることが重要です。
② 専門性が身につきにくいことがある
SESでは案件ごとに技術や業界が変わります。
私自身も、
- 保険業界
- 流通業界
- 旅行業界
のシステム開発を経験しました。
これは視野が広がるという意味ではメリットです。
しかし一方で、
「自分は何の専門家なのか」
が曖昧になることがあります。
転職市場では、
- Javaのスペシャリスト
- AWSエンジニア
- 金融業務の知識がある人
など、強みが明確な人ほど評価されやすい傾向があります。
③ 年収アップに限界を感じる人がいる
SES企業によって給与制度は大きく異なります。
同じような業務をしていても、
会社によって年収に差が出ることがあります。
また、
- 昇給幅が小さい
- 評価基準が不透明
- 単価が上がっても給与へ反映されにくい
と感じる人もいます。
私自身も転職活動を始めてから、
市場価値と年収の関係を意識するようになりました。
④ 客先常駐が合わない人もいる
SESでは客先常駐が一般的です。
現場によって、
- 勤務ルール
- 開発手法
- チーム文化
が大きく異なります。
新しい環境に適応するのが得意な人には向いていますが、
環境変化が苦手な人には負担になることがあります。
また、
「自社への帰属意識を持ちにくい」
と感じる人もいます。
⑤ 将来像が見えなくなる
私が最も大きい問題だと思うのはここです。
SESで働いていると、
毎日の業務に追われます。
気が付けば、
- 3年後
- 5年後
- 10年後
のキャリアを考えていなかった、ということもあります。
私自身も転職活動を始めるまでは、
自分の市場価値について深く考えていませんでした。
しかし、
企業研究や職務経歴書の整理を進める中で、
キャリアは会社任せではなく、自分で設計するものだと感じるようになりました。
それでもSESには価値がある
ここまで読むと、
「やっぱりSESはダメなのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、私はそうは思いません。
実務経験を積める
IT業界では実務経験が非常に重要です。
SESは、
未経験や経験の浅いエンジニアでも現場経験を積める機会があります。
実際に私も、現場で多くのことを学びました。
大規模システム開発を経験できる
SESでは、
大企業のシステム開発案件に携われることがあります。
私自身も、
多くの利用者が使うシステムの開発を経験しました。
こうした経験は、
転職活動でも評価されやすいと感じています。
キャリアの入口として優秀
実際、
SESから
- 大手SIer
- 社内SE
- 自社開発企業
- ITコンサル
へ転職する人も多くいます。
重要なのは、
SESで何を学び、どう活かすかです。
SESで失敗する人の共通点
私が見てきた中で、
SESで苦労しやすい人には共通点があります。
スキルの棚卸しをしない
自分が何を経験してきたのか整理していない。
学習を止めてしまう
現場だけで成長できると考えている。
キャリア目標がない
3年後、5年後を考えていない。
SESで成功する人の共通点
逆に成長している人は、
目標が明確
- 大手SIer
- 社内SE
- ITコンサル
などを目指している。
市場価値を意識している
転職市場で評価される経験を意識している。
継続的に学習している
業務外でも知識を増やしている。
経験を戦略的に積んでいる
設計や上流工程など、
将来につながる経験を意識している。
私自身の考え
私は現在もSESとして働いています。
だからこそ断言できます。
SESは「やめとけ」ではありません。
しかし、
何も考えずに続けるのは危険です。
SESはゴールではなく、
キャリアを築くための手段の一つです。
重要なのは、
「SESで働くこと」ではなく、
「SESで何を積み上げるか」
だと考えています。
まとめ
SESはやめとけと言われる理由には、確かに一理あります。
しかし、
問題はSESという働き方そのものではありません。
本当に危険なのは、
- キャリアを考えないこと
- 市場価値を意識しないこと
- 学習を止めること
です。
私は転職活動を通じて、その重要性を強く感じるようになりました。
もし今、
SESで働きながら将来に不安を感じているなら、
まずは自分の経験やスキルを整理してみることをおすすめします。
キャリアは会社が作るものではなく、自分自身で設計するものです。
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